「やりたいことがあるけれど、どうしたらいいかわからない」
「何かやってみたいけれど何がしたいかわからない!」
そんな大学生~25歳未満の若者を応援する「起業家シェアハウス」が別府にあります。代表でもあり、大分大学経済学部4年生の寺本聖(てらもと ひじり)さんにお話を伺いました。
旧関屋旅館を活用し、2021年10月にオープン
SEKIYA.so(セキヤソウ)は2021年10月にオープンしました。趣のある佇まいの入り口玄関は、旅館の名残り。2020年までは「関屋旅館」として営業していた建物で、源泉かけ流しの温泉に、17の”元”客室もあります。
そんな旧関屋旅館は、「若者の起業を応援したい」という寺本さんの思いに共感した関屋リゾートの林太一郎代表との出会いがきっかけで、貸してもらえることになりました。関屋リゾートの社員寮としての役割も兼ねていて、現在寺本さんを含めた6名が入居しています。
起業のきっかけ
寺本さんは「戦略的休学」により、留学や海外でのインターンシップを経験。フィリピンでのインターン生活を終えて大分に戻ると、コロナ禍により、やりたいことがあるのに動けない人が多いことに気づきました。
自身も友人と動き出そうとしていたプロジェクトが、新型コロナの影響で停滞。どうにかできないかと考えた末に頭に浮かんだのが、海外で経験したさまざまな人々との共同生活でした。
「様々な考えや夢を持つ人が集って、相談したり情報共有できる場を作りたいと思いました。共同生活を送ることで、お互いを刺激し合えるシェアハウスがいいのではないかと考えました」と寺本さん。
現在でもインターン時代のフィリピンの企業からの仕事を請け負いつつ、SEKIYA.soを運営に励む堅実な一面もあります。
入居者以外でも集うことができるラウンジ
SEKIYA.soの玄関からすぐ左手にあるラウンジは、シェアハウスの入居者以外でも訪れることができます。ここには日々「何かをしたい!」と意欲のある若者や、「新しいことがしたい」と思う起業家の卵が集まっては、夢を語ったり意見交換したり……。
壁には各自の目標や、起業に向けたスケジュールが書かれた付箋が。
「自分一人だと動けなかったり、戸惑ったりしますが、ここで宣言しておくことで目標も明確になり、お互いの刺激にもなります」と寺本さん。
時には、寺本さん自身が「何かをしたい」と願って訪れる大学生の相談に乗ったり、できる方法を一緒に考えてアドバイスしたりしているといいます。最近では「風呂桶愛の強い大学生」や「シンプルな塩むすびを売りたい大学生」の相談に乗り、実際に動きだしているのだそう。
別府に対する思い
大阪府出身で、SEKIYA.soへの入居前までは大分市に住んでいたという寺本さん。別府の良いところを聞いてみると、
「『温泉に行こう』って気軽に誘ってもらえて、温泉が日常に溶け込んでいるところですかね。SEKIYA.soにも源泉かけ流しの温泉がありますが、控えめに言って最高です!」
「それから、『何かやりたい』とか『新しいことに挑戦したい』という人にぴったりのエネルギーを感じます」と寺本さん。別府歴はまだ浅いものの、すっかり別府の魅力にハマっているようです。
SEKIYA.soは入居者募集中!
SEKIYA.soでは入居者を募集しています。25歳以下で『何かやりたい!』という思いのある人なら入居可能です。
別府駅からもほど近く、飲食店も多い便利なエリアが至近。別府タワーやビーチにも近く、すぐ気分転換に出かけられます。”温泉付きの起業家シェアハウス”で事業化アイデアを練りませんか?
詳細はSEKIYA.soホームページよりご覧ください。
SEKIYA.so
〒874-0920 大分県別府市北浜3丁目11-11
家賃:53,000円~
アクセス:別府駅から別府タワー方面に徒歩8分
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