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八津島神社

神社仏閣

日出町

〒879-1507 大分県速見郡日出町豊岡5414

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八津島神社(やつしまじんじゃ)は1300年以上の歴史を誇り、宗像三女神(むなかたさんじょしん)を祀った由緒ある神社。五穀豊穣、海上安全、音楽芸能、家内安全のご利益があり、10月の例大祭で辻間楽が奉納されます。本殿は江戸時代中期の建立で県の有形文化財。近くに樹齢400年の開花は漁の目安とされていたヤマザクラ魚見桜(うおみざくら)があり、美しい棚田と別府湾を眺望でき、八津島神社と共に日出町の魅力を感じられます。

八津島神社は、創建から1300年以上も続く、歴史ある神社です。

昔この地に海の神様が降臨したという伝説があり、その伝説を聞いた津島掃部大輔宇佐高春(うさたかはる)という人が天平6年(734年)に、
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
その妹神の田心姫命(たごりひめのみこ)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祀るために、八津島神社を建立しました。

湍津姫命と田心姫命と市杵島姫命は、日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱です。

湍津姫命(たぎつひめのみこと)は、
海の神・海幸彦の妹であり、海の荒波を司る神であり、また、豊漁・航海安全・子育ての神としても信仰されています。
田心姫命(たごりひめのみこと)は、
海の神・海幸彦の妻であり、五穀豊穣・航海安全・子育ての神として信仰されています。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)は、
海の神・海幸彦の妹であり、芸能・音楽・舞踊・歌唱の神として信仰されています。
また、天照大神の子孫である天津日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野橡樟命、武甕槌命の五柱の神様も祀られています。

そのため八津島神社には、五穀豊穣、海上安全、音楽芸能、家内安全のご利益があり、古くから盛大な祭礼が催されてきました。
現在も、10月の秋季例大祭には、日出の伝統芸能である津島神楽、辻間楽が奉納されます。
津島神楽は、宗像三女神を讃える舞で、辻間楽は、男女が交互に踊る舞です。

本殿は、江戸時代中期の建立で、県の有形文化財に指定されています。
境内には、天満宮や稲荷神社などの摂社・末社が点在しています。
当時をしのばせる石畳の参道、大友宗麟が寄進したといわれる二の鳥居もあります。

八津島神社の西側の徒歩5分のところには、「魚見桜」というヤマザクラがあります。
魚見桜は、竹林の中にある、樹齢400年を超えるヤマザクラの巨木です。
ヤマザクラは一般的に、ソメイヨシノよりも10日から2週間ほど早く開花します。
魚見桜が開花したら、海の水温が上がり、魚が活発に動き始めると考えられていたため、昔の漁師は漁に出漁する目安としていました。

JR日豊本線豊後豊岡駅から徒歩15分、車で4分ほどのアクセスです。
坂道や細い道路が多く車では注意が必要で、徒歩では少し遠く感じるかもしれません。
しかし、豊後豊岡駅の前と八津島神社東側には美しい棚田があります。
そして、坂道に疲れた時は振り返って海側を眺めてみてください。
美しい別府湾と猿山で有名な高崎山、由布の山々、温泉地別府を高台から眺めることができるのは、大分県でも日出町の特権です。

八津島神社を訪れるだけでなく、魚見桜や辻間神楽、美しい眺望も楽しんでみてください。

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