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西寒田神社(臼杵市)

神社仏閣

臼杵市

〒875-0237 大分県臼杵市野津町大字西寒田

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西寒多神社「ささむた神社」(大分市)と西寒田神社「ささむた神社」(臼杵市)は、大分県最古の神社と言われております。

両神社とも、神功皇后が三韓征伐の帰途、この地に白旗を立てて山々の眺望を楽しんだことに始まると伝えられ、その後、応神天皇(おうじんてんのう)の時代には武内宿禰命(たけうちすくねのみこと)が宮殿を建立し、神社として崇められるようになりました。
両社とも同じように応神天皇とその父である武内宿禰命を祀っていて、大分県の重要文化財に指定されており、歴史と伝統ある神社です。

藤の木で有名な西寒多神社を知っている大分県民が多くても、最古の神社と言われていたり、「多」と「田」の一文字違いで、臼杵市にもう一つの西寒田神社があることを知っている方はあまり多くはないのではないでしょうか?

臼杵市の西寒田神社は、「延喜式神名帳927AD」所載の式内社「豊後国大分郡西寒田神社」の論社です。
「豊後国志」「太宰管内志」では、こちらの臼杵市の西寒田が本祠であって、応永15年(1408)3月に大友親世が現在地(大分市西寒多に遷座したと伝えています。

昔は神社が地方の政治とかかわりが深かったことから、大分市の西寒多神社のように廃れていったと思ったら、武士によって厚く信仰されたり、また藤の木で有名になったりと、当時の政治情勢から現代までの変化を反映しています。
神社は、歴史や文化の多様性を示す鏡でもあると言えるでしょう。
学ぶほどに、その奥深さに引き込まれる分野だと思います。

歴史が深い分、信憑性が低くないか、どちらが正しいかなどの論争もあるかもしれません。
しかし、自分の近くにある神社をとても歴史が深いと知れば、神社や自分の生まれた場所、住んでいるところに愛着が生まれるのではないでしょうか。
ぜひ、西寒多神社「ささむた神社」(大分市)と西寒田神社「ささむた神社」(臼杵市)の両社以外にも、ご自身の近くの神社も参拝してみてください。
豊後大野郡犬飼町にも「西寒多神社」があるんですよ。

アクセス
JR日豊本線「臼杵駅」から車で約15分。

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