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真木大堂

(馬城山伝乗寺)

豊後高田市

大分県豊後高田市田染真木1796

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豊後高田市に佇む「真木大堂(まきおおどう)」は、国東半島の美しい自然に囲まれた「仏の里」に位置し、その歴史的な価値と美しい仏像で知られています。
この場所には、宇佐の八幡信仰と古代仏教が融合し、今も「神仏習合」の面影が残っています。

平安時代から中世にかけて、国東半島には「六郷満山」と呼ばれる寺院の複合体が形成されました。
これは六つの郷が半島に開かれ、合わせて65以上の寺院が建立され、特有の仏教文化が栄えた時代の名残です。
その中でも、「真木大堂」は「六郷満山」の本山であり、最も大きな寺院として馬城山伝乗寺の故地として多くの仏像を受け継いでいます。

「真木大堂」は、日本でも最も美しい仏像の一つである9体の仏像を収蔵しており、その中でも注目すべきは「阿弥陀如来坐像」です。
この仏像は、高さ約2.5メートルもあり、東西南北を守護する四天王を従えた姿が特徴で、藤原時代の優れた仏師によって作られました。
その表情は、慈愛にあふれ、千年を越えて今も地域を見守り続けています。

「真木大堂」は「馬城山伝乗寺」の一部であり、その歴史的な価値を伝えるために残されています。
この寺院は「幻の大寺」とも呼ばれ、その存在は確かな文献によって裏付けられていませんが、地元の人々によって厚く信仰され、大切に保存されています。

「真木大堂」の仏像は、日本の国宝として指定され、その中には木造大威徳明王像や阿弥陀如来座像など、特に注目に値するものがあります。
また、寺の裏手には古代公園が整備され、石塔や石仏など、かつての繁栄を伝える名残りが散在しています。

「真木大堂」は、日本の歴史と仏教文化に触れる絶好の場所であり、訪れる価値があります。
その美しい仏像と独自の歴史に触れながら、穏やかな時間を過ごすことができるでしょう。

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